自宅でオシャレなカクテルを作りたい♪
バーでいつもと違うカクテルを頼みたい
こんな悩みにお答えします。
こんにちは!まてぃにです。
バーテンダー歴10年以上。カクテルの大会では全国優勝。世界大会も経験しています。
ペグ・クラブとは
今回は、「ペグ・クラブ / Pegu Club」というカクテルの紹介です。
さっそくレシピから。
材料
- ジン ・・・ 40ml
- コアントロー ・・・ 10ml
- グランマルニエ ・・・ 5ml
- ライム・ジュース ・・・ 10ml
- アンゴスチュラ・ビターズ ・・・ 2振り(12滴くらい)
- オレンジ・ビター ・・・ 1振り(6滴くらい)
全ての材料をシェーカーに入れて、シェークして、カクテル・グラスに注ぐ。
ライムの皮を薄くカットして、グラスの上から絞って香りをつける。
由来
ペグ・クラブは、ミャンマーにあった同名クラブのシグネチャー・カクテルです。
(シグネチャー・カクテルとは、そのお店で最もウリとするカクテルのことですね。)
ペグ・クラブというクラブは当時、ミャンマーの最大都市であるヤンゴン近郊にあり、イギリスの高級官僚や軍将校、エリート・ビジネスマンなどが主なお客様でした。
名前の由来は、ビルマのペグ川だといわれています。
文献
文献としては、
- 1923年発行の「”Harry” of Ciro’s ABC of mixing cocktails」
- 1927年にパリで発行の「バーフライ・アンド・カクテルズ」(著者ハリー・マッケルホーン氏)
- 1930年発行の「サヴォイ・カクテル・ブック」(著者ハリー・クラドック氏)
- 1930年発行の「カクテルズ・バイ・ジミー・レイト・オブ・チロズ・ロンドン」
などに登場しています。
1923年が最初ですので、禁酒法時代のカクテルになりますね。
味わい
ペグ・クラブは、やや度数の高いカクテル。
ホワイト・レディやギムレットといったカクテルと味わいが似ていて、酸味もしっかりあります。
違いはやはり、苦味を程よく感じるということ。
- ジン・ベースのカクテルが好きな方
- 酸味のあるカクテルが好きな方
- 苦味のあるカクテルが好きな方
にはぜひ、試していただきたいです。
ガーニッシュ(飾り)
ガーニッシュ(飾り)は、ライム・スライスをグラスの縁に飾る事が多いですが、グレープフルーツを飾るバーテンダーもいたりします。
ペグ・クラブを作る際のポイント
ジン
ジンは、人それぞれ好みがあると思うので、お好きな銘柄を使っていただいて構いません。
私がおすすめするのは、タンカレーNo.10です。
タンカレーNo.10の特徴は、柑橘系の香りとカモミールの花の香り。
ペグ・クラブの酸味と苦味にとても合うジンだと思います。
キュラソー
キュラソーは、最も有名なコアントローがおすすめ。
お菓子にも使われる、有名なリキュールですね。
ビター
最後はビターです。
アンゴスチュラ・ビターズもオレンジ・ビターも、定番のアンゴスチュラ社のものを使うのが無難でしょう。
最後に
ペグ・クラブは、それほど有名ではないカクテルですが、材料もシンプルなクラシック・カクテルです。
ご自宅やバーで、ぜひ一度トライしてみてください!
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